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ちょっと気になる検査値の改善法

(1)肥満になりつつある人は

太る原因をなくしましょう

下記の項目で当てはまるものがあれば改めましょう

◆朝食を抜くことがある
◆食事の時間が不規則だ
◆満腹になるまで食べる
◆就寝前3時間以内に夕食を食べている
◆早食いの傾向にある
◆毎日、おやつはかかさず食べる
◆満腹でも食べ物は残さない
◆脂もの、甘いものが大好きである
◆毎日、お酒はかかせない
◆体重を測ることはない
◆休日は家でゴロ寝が多い
◆体を動かすことを日課にしていない

*減量のポイントはカロリー制限と運動をバランスよく考えて実行することです。1日240kcal減らすことができれば、1ヶ月で体重は1kg減らすことができます。

30分速歩きして・・・120kcal消費
ご飯を半分減らして・・・120kcal減
合計で1日240kcal減

(2)血糖値が気になる人は

適度な運動を取り入れましょう

糖尿病の診断基準では空腹時血糖が126mg/dlを超えると糖尿病と診断されますが、空腹時血糖が110~125mg/dlの場合も糖尿病に移行しやすいと考えられ、「正常高値」と名づけられて保健指導の対象になっています。そのような人はぜひ運動する習慣をつくりましょう。運動をするとインスリンの働きが良くなって、血糖値の改善に有効です。

*生活改善のポイント

◆食後に軽くウォーキングをする
◆エスカレーターを使わずに階段を使う
◆食生活では摂取カロリーを減らし、食物繊維を摂取する

(3)脂質が気になる人は

脂肪と炭水化物を減らす

動物性脂肪だけでなく、炭水化物の摂取過量も中性脂肪を増やす原因です。また、LDLコレステロールが高い人も食生活を見直す必要があります。

*生活改善のポイント

◆動物性脂肪と炭水化物をとりすぎない
◆脂肪分の多い肉を控える
◆魚のあぶらに多いEPA・DHAをとる
◆HDLコレステロールの低い人は、禁煙し、運動する習慣をつくる

(4)血圧が気になる人は

塩分は1日8g未満を目標に

血圧高めの人がまず、取り組みたいのが肥満の解消と減塩です。日本人の20~30%の人が塩分に対する感受性が高いため、減塩が効果的であると考えられています。もちろん、それ以外の方々も減塩による降圧効果が期待できます。目標は、1日8g未満ですが、難しい場合は当面10g未満を目標に始めてみてはいかがでしょうか。

*生活改善のポイント

◆ご飯のおとも(漬物・梅ぼし・佃煮・ふりかけなど)を控える
◆味の刺激(だし・香辛料・酢・レモン・ゆず)をきかせて、その分、塩分を減らす
◆適度な運動をする
◆禁煙とストレス対策を行う

(5)肝機能が気になる人は

肥満を解消し、アルコールは適量にしましょう

アルコールが原因の人は、減らすことで肝機能は改善します。3ヶ月は頑張ってもらいたいものです。また、アルコールを飲まない人におこる「非アルコール性脂肪性肝炎」の改善委は肥満の解消が効果的です。

*生活改善のポイント

◆アルコールは適量に制限してください
◆週に1~2日は、休肝日を設けてください
◆食事や「おつまみ」はカロリー数や脂質の少ないものにしてください