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食物繊維をバランスよく上手にとりましょう
食物繊維には便秘の予防・便秘の解消ばかりでなく血液中のコレステロールを下げたり、食後の血糖値の急激な上昇を抑える作用などあり生活習慣病の予防や肥満防止にも効果があることが知られています。
食物繊維の食事摂取基準の目標量は1日あたり男性19グラム以上、女性17グラム以上です。しかし、平成20年の国民健康健康・栄養調査結果からは男性15.0グラム、女性14.5グラムでした。
食物繊維には不溶性と水溶性があります。不溶性は水分を吸収して弁の量を増やして腸の粘膜を刺激するものです。水溶性は便をやわらかくしてゆっくりと腸の中を移動して脂肪の排出を促します。便秘の解消には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とのバランスが重要で、不溶性と水溶性を2対1でとると最も便秘解消効果が得られるといわれています。ぜひ、食物繊維を上手にとりたいものです。
<不溶性食物繊維を多く含む食品>100グラムあたりの含有量
いんげん 11.8 (g)
おから 11.1
あずき 11.0
大豆 6.1
納豆 4.4
枝豆 4.1
<水溶性食物繊維を多く含む食品>100グラムあたりの含有量
ニンニク 3.7
納豆 2.3
おくら 1.6
なめこ 1.1
ニンジン 1.1
春菊 1.1